美容整形でほうれい線を消す!コラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタ注射の効果や値段の違いは?

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美容整形でほうれい線を消す場合、コラーゲンやヒアルロン酸、プラセンタを注入する方法がよく使われています。
リフトアップのようにメスで皮膚を切り開いたり、異物を入れたりする必要がなく、比較的安全であるとされていますが、具体的にどのような治療法なのでしょうか?
それぞれのやり方について詳しく説明するので、参考にしてください。

3つの注射は何が違う?コラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタの違い

<コラーゲン注射>

コラーゲン注射に使われるコラーゲンはたんぱく質の一種で、原料は牛やブタ、ヒト由来のコラーゲンです。
動物由来のコラーゲンはアレルギーを起こす可能性があるので、治療を行う前に必ず「注射皮内テスト(皮膚の真皮層に少量の薬剤を注入し、赤みやかゆみ、腫れなどが起きないかどうかをチェックするもの)を行います。
ちなみに、コラーゲン注射によってアレルギーが起きた場合は、主に次のような症状があらわれるので注意してください。

・注射部位のしこりや硬結
・痛み、腫れ、発赤、かゆみ
・傷跡が残る
・皮膚が剥ける
・皮膚が変色する

ヒト由来のコラーゲンを使用する場合はアレルギーの心配がないので、注射皮内テストは必要ありません。

<ヒアルロン酸注射>

ヒアルロン酸注射の原料は「N-アセチルグルコサミン」と「グルクロン酸」などで、人工的に作られたものです。
そのため、動物由来のコラーゲン注射のようなアレルギーを起こす心配がほとんどありません。

製剤には粘性があり、水分を多く含んでいます。ヒアルロン酸はわずか1gで6ℓもの水分を保持することができるので、水分量不足でトラブルの出ている肌には最適ですが、製品の種類によって適応部位などが違ってくるため、医師とよく相談してぴったりのものを使うことが大切です。

▼ヒアルロン酸の種類と適応症
・目元のくまやたるみ/柔らかいヒアルロン酸。「スタイレージS」など
・美肌効果/柔らかくて弾性の低いヒアルロン酸。「リデンシティーⅠ」「レスチレン」など
・ほうれい線やゴルゴ線/硬くて弾性の高いヒアルロン酸。「RHA3」など

<プラセンタ注射>

プラセンタ注射の原料は、ヒトの胎盤。血液検査によるウイルス感染がみられず、日本国内で自然分娩した女性の胎盤を厳選して使っているため、安全性が高いとされています。
ただし、人間の胎盤を使う以上、100%感染症を防ぐことができるとは言い切れないため、一度でもプラセンタ注射を受けた人は一生献血をすることができません。
感染の可能性が懸念されているのは「クロイツフェルトヤコブ病」。現在の医学では治療が不可能な難病で、脳に異常なプリオンたん白が溜まり、神経細胞の機能が侵され、やがて死に至ると言われています。

現在、日本国内で認可が下りている製剤は、メルスモン製薬株式会社が製造する「メルスモン」と、日本生物製剤株式会社が製造する「ラエンネック」の二種類。
どちらも、たん白アミノ製剤のため、たんぱく質アレルギーの人は注意が必要です。

ほうれい線を消す3つの注射の効果を比較!

3~6ヶ月効果が持続するコラーゲン注射

コラーゲン注射には、シワやたるみなどが気になる部分に注入することで、肌を内側から盛り上げて目立たなくする効果があります。
ハリや弾力を蘇らせるだけの力はなく、皮膚の薄い部分の凹みを持ち上げるというイメージ。適応部位は目尻や額、眉間、唇の上のシワやほうれい線、マリオネットラインなどです。

効果が持続するのは、約3~6ヶ月程度。もともと体内に存在する物質なだけにどんどん吸収されてしまうので、定期的に注射する必要があります。
その場合は、コラーゲンが完全に吸収されてしまう前に追加注入を行うことで効果が持続しやすくなるので、医師とよく相談して追加注入のタイミングを決めましょう。

※1回あたりの治療時間:約15分程度

効果の持続期間で選ぶならヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射も、コラーゲン注射と同じように時間がたつと体内に吸収されてしまいます。
そのため、効果の持続期間は半年~1年ぐらい。やはり、完全に吸収されてしまう前に追加注入をすることで効果が持続しやすくなります。
ただし、2回目以降は1回目よりも効果が続きやすくなるので、半年~1年おきのサイクルがずっと繰り返されるわけではありません。
また、クリニックによっては2~3年持続する種類のヒアルロン酸を使っているところもあるので、そうしたものをうまく利用すると通院の手間やコストを抑えるのに役立つでしょう。

ヒアルロン酸は細胞と細胞をつなぐ役割をするムコ多糖類なので、注入した部位にハリと弾力が生まれ、シワやほうれい線などが目立たなくなります。
また、保湿力の高い物質なので肌にみずみずしさが蘇り、キメが細かくなるという効果も。
即効性があり、注入後はその場でふっくらとした肌を実感できます。

※1回あたりの治療時間:5~30分程度

美容健康全般に効果を発揮するプラセンタ注射

プラセンタ注射には、美容に関するものだけでなく、健康に役立つ効果もたくさんあります。
主なものをまとめてみたので、参考にしてください。

▼美容効果
シミ、シワ、そばかす、くすみ、肌荒れ、乾燥肌、たるみ、赤ら顔、ニキビ、アトピー性皮膚炎、脱毛症など

プラセンタ注射には肌細胞の新陳代謝を促す作用があるので、肌の生まれ変わりがスムーズに行われるようになります。
また、FGF(繊維芽細胞増殖因子)がコラーゲンやエラスチンなどのたんぱく質の生成を促してハリや弾力を蘇らせ、EGF(上皮細胞増殖因子)」が肌表面の細胞を活性化させてシミやシワなどを目立たなくします。

▼健康効果
疲労、眼精疲労、肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、便秘、肝炎、胃潰瘍、喘息、アレルギー疾患、更年期障害、糖尿病、高血圧、脳卒中後の神経麻痺、膠原病など

プラセンタ注射には血行促進、抗炎症作用、抗老化作用があるので、ホルモンバランスが整い、全身に必要な酸素や栄養素がスムーズに運ばれるようになります。
また、炎症が起きにくくなることで、肩こりや筋肉の痛みなども解消されやすくなります。
疲労物質である乳酸が溜まりにくくなるので、疲れが気になる時にももってこい。アンチエイジング世代の強い味方です。

▼女性特有の疾患
乳汁分泌不全、生理不順、生理痛など

プラセンタ注射によってエストロゲンの血中濃度が高まるので、ホルモンバランスが整って月経のサイクルが正常になったり、生理痛が緩和したりします。
また、母乳を作るのに必要な「プロラクチン」というホルモンの分泌を促すことで、十分な量の母乳を出すサポートをします。

▼メンタル
心身症、不眠症、ノイローゼ、自律神経失調症など

プラセンタ注射のホルモン調整作用により、メンタル面の不調も改善されやすくなります。自律神経が正常に働くようになるので、辛い不眠やうつ状態も徐々に快方へ向かい、スッキリとした明るい気分で毎日を過ごせるようになります。

※1回あたりの治療時間:1~2分程度

どれくらい違う?コラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタ注射の値段(料金)

<コラーゲン注射>

コラーゲン注射の料金は、使われている原料によって大きく変わります。
ヒト由来のものは1本あたり100,000~150,000円が相場ですが、ウシやブタを使ったものはシワ1㎝分で10,000円ぐらいです。
また、動物由来のコラーゲン注射の場合はアレルギー検査が必要なので、そのための費用もかかってきます。

<ヒアルロン酸注射>

ヒアルロン酸注射は、1本あたり40,000~100,000円が相場。クリニックによって料金に大きく差があるので、無理なく支払えるところを選ぶようにしましょう。
ただ、料金が安ければ良いというわけではなく、あまり相場からかけ離れている場合は、他の人に使用した分の余りを再利用している可能性もあるので要注意!
知らない間にHIVやC型肝炎などに感染してしまうと大変なので、1本単位で使用し、残りはきちんと破棄しているクリニックを選ぶようにしましょう。
「余った分はどうしていますか?」と質問した時、真摯に答えてくれるクリニックなら安心ですが、曖昧にごまかそうとしたり、ムッとしたりするところは避けたほうが無難です。

<プラセンタ注射>

プラセンタ注射は、更年期障害・乳汁分泌不全・肝硬変などの治療が目的の場合は、保険が適用になるケースが多いです。
美容目的の場合は自費治療になり、料金の相場は1本あたり1,000円ぐらい。
すぐに効果が出るものではなく、継続して打ち続ける必要がある治療法なので、回数券などを使って割引きするクリニックもあります。
一般的に、最初の1ヶ月は週に1~3回のペースで注射を打ち、2ヶ月目以降は週に1度のペースで打つと効果が出やすいと言われています。

コラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタでたるみに効果があるのは?

肌のハリを保つためには、十分な量の女性ホルモンが分泌され、角質層にたっぷりのコラーゲンが存在することが重要です。
しかし、これらの物質は20代後半をピークに少しずつ量が減少し、皮膚や脂肪を支えきれなくなってたるみが生じてしまうのです。

そこで役に立つのが、コラーゲンやヒアルロン酸、プラセンタの注入。肌内部に直接注入することで不足しがちな保湿成分を増やしたり、ホルモンバランスを整えたりしてハリと弾力を蘇らせます。

たるみが改善されれば、シワやほうれい線も目立たなくなり、顔全体が若々しい印象に。
エクササイズや化粧品を使ったお手入れと比べて効果が早く出やすいところも、こうした美容整形が多くの人に選ばれる理由の一つです。

やっぱり知っておきたい!美容整形の失敗例

<コラーゲン注射>

コラーゲン注射で考えられる失敗例

・肌の表面が凸凹になる
・効果が出ない
・内出血
・アレルギー反応

人によって体質が違うので、これらの失敗例が必ずしもクリニック側のミスによるものとは言えませんが、事前の説明が十分でなかったり、医師の経験不足だったりすることで、本来であれば防げたミスが多いのも事実です。
特に、肌表面の凸凹については注入量に誤りがあった可能性大。「薬剤を注入するだけ」ということで気軽なイメージがつきやすいですが、決して簡単な治療法ではないということを覚えておきましょう。

<ヒアルロン酸注射>

ヒアルロン酸注入の失敗例として有名なものに「小鼻の壊死」があります。
これは、医師が注射をする場所を間違えてしまったために、血管が塞がって酸素や栄養素が行き届かなくなったことが原因。
医師に経験や技術が不足していると、このような考えられない悲劇も起こり得るので、クリニック選びは非常に重要なのです。

また、ヒアルロン酸の注入量を間違えて左右のバランスがおかしくなってしまったり、肌表面に凸凹ができてしまったりするのもよくあるミスです。
ヒアルロン酸はいずれ体内に吸収されてしまうので、たとえ失敗したとしても時間がたてば元に戻るケースが多いですが、気になる場合は「ヒアルロニダーゼ」という溶解剤を使うことで注入したヒアルロン酸を溶解することもできます。
こうしたアフターケアが契約内容に含まれているかどうかも、しっかりチェックしておきましょう。

<プラセンタ注射>

プラセンタ注射での失敗例としては「脂肪腫ができた」「生理痛がひどくなった」「太った」などがネット上で見受けられますが、いずれも因果関係ははっきりしていないようです。
ちなみに、プラセンタ注射を受けるようになってから太ってしまった人の場合は、体調が良くなったことで食事や間食の量が増えたという説が濃厚。
プラセンタ注射を打つと基礎代謝が上がるので、かえって痩せやすくなるはずなのです。

ほうれい線を消す注射でも後遺症はでるの?

<コラーゲン注射>

動物由来のコラーゲン注射を行う場合は、必ず事前にアレルギーテストを受けることが大切です。
もし、なんらかの理由でアレルギーに関する十分な説明を受けられなかったり、テストそのものを行わなかったりした場合は、体質に合わないと腫れ、かゆみ、痛み、変色、硬直、皮膚が剥がれるなどの後遺症があらわれる可能性があるので、こちらから医師に確認するようにしましょう。

<ヒアルロン酸注射>

ヒアルロン酸注射を受けると、皮膜ができて体内への吸収を妨げ、右側はスムーズに吸収されたのに、左側だけぼこっと目立ってしまったなんてことが起こるケースもあります。
もちろん、医師は慎重に量を考えながら投与するのですが、こればかりは実際に打ってみないと分からないところがあるので、そうなった時の保証についても事前によく確認しておきましょう。

また、注入するヒアルロン酸の量が多すぎて血流を妨げたり、血管に入り込んで詰まらせてしまったりするケースもあります。
経験の豊かな医師なら防げる後遺症も、腕の未熟な医師にかかるととたんにリスクが跳ね上がるので、口コミの評判やHPに記載された症例数などを参考にしながら「ヒアルロン酸注射のうまい医師」を選ぶことが大切!
あまり料金が安すぎるところは質の悪い薬剤を使っている可能性もあるので、十分に気を付けてください。

<プラセンタ注射>

プラセンタ注射を打つことで重篤な副作用が起きる心配はほとんどなく、比較的安全な美容整形であるとされていますが、たんぱく質アレルギーの人に投与した場合は、悪心、悪寒、発熱、発疹、発赤、注射部位の疼痛、発赤などの症状があらわれることがあります。
少し注射を打ったところが痛んだり、赤くなったりする程度ならあまり心配はいりませんが、発熱や発疹などの症状が出た時は投与を中止することも必要です。自己判断せず、早めに医師に診てもらいましょう。

また、事前によく説明を聞き、プラセンタ注射の投与方法について把握しておくことも大切です。
現在の日本で認可されている「メルスモン」と「ラエンネック」は、皮下注射や筋肉注射によって投与せねばならないと決められており、血管に直接注入する静脈注射はできないことになっているはず。
重要なことなので、遠慮せずきちんと確認しておきましょう。
この注意事項を守らなかった場合、呼吸困難や痙攣、チアノーゼ、血圧低下などのショック症状があらわれる可能性があります。

また、プラセンタ注射液を個人輸入し、自宅で使用する場合は、注射の打ち方を正しく覚えておく必要があります。誤って静脈に針を刺してしまうと非常に危険なので、安易な使用は絶対にやめましょう。
個人輸入にはかかりつけの医師の同意が必要ですが、できれば投与までお任せしたほうが安心です。

コラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタを上手に取り入れ、ほうれい線を消す!

ほうれい線を消すのに効果的な美容整形である、コラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタの注射について説明しましたが、いかがでしたか?
いずれも美容整形の中では体への負担が少なく、トライしやすい方法と言えますが、決してリスクがないわけではありません。メリットとデメリットをよく理解した上で、信頼のおける医師に施術してもらうようにしましょう。

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