口輪筋を鍛える意外な効果とトレーニング方法~グッズ、器具、ペットボトル

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「口輪筋(こうりんきん)」とは、口の周りをぐるりと取り囲んでいる筋肉です。
唇を閉じたり、開いたりする時に使いますが、あまり動かさずにいるとだんだん力が衰えてきてしまいます

顔の筋肉=表情筋はこの口輪筋を中心に伸びているので、衰えを放置していると徐々に顔全体がたるんでくることに……。
口の周りの筋肉は見た目年齢にも関わってくるんです。

口輪筋を鍛えるペットボトルのトレーニング、グッズや器具、エクササイズ方法や効果を知り、アンチエイジングに役立てましょう!

口輪筋トレーニングで動かせる表情筋の種類

<頬筋(きょうきん)>
頬を膨らませたり、凹ませたりする時に動かす筋肉で、顎や口輪筋と連動しています。

<小頬骨筋(しょうきょうこつきん)>
頬を上へ引き上げるのに使う筋肉。

<大頬骨筋(だいきょうこつきん)>
口角を上に上げる時に使う筋肉。

<笑筋(しょうきん)>
口角や頬、顎ともつながっている筋肉で、笑顔を作る時に使います。

<眼輪筋(がんりんきん)>
目を開け閉めする時に使う筋肉で、まぶたの周囲をドーナツ状に囲んでいます。

<オトガイ筋>
顎から下唇にかけて伸びている筋肉で、顎のたるみに深く関わっています。

<顎舌滑筋(がくぜっこつきん)>
舌を持ち上げる時に使う筋肉。

ペットボトルで簡単にできる口輪筋の衰え度チェック

口の周りの筋肉なら毎日使っているはず……。でも意識をしなければ筋肉は衰えてしまいます。
まずはあなたの口輪筋をチェックしてみましょう!

500mlのペットボトルに100CCの水を入れ、それを口に咥えて(歯は使わず、唇の力だけで)下を向いた時、10秒以上我慢できなければ口輪筋が衰えています。

このまま放置していると肌トラブルが起きたり、健康に悪影響を与えたりする可能性があるので、トレーニングを行って口輪筋を鍛えましょう。
※男性の場合は、水の量を150CCにしてください。

口輪筋を鍛えることによって得られる効果

効果① 豊かな表情が作れるようになる

口輪筋を鍛えることで他の筋肉も連動して動くので、自然と顔全体を鍛えることができます

固くなりがちな目の周りや頬のお肉を楽に動かせるようになれば、同じように笑ったり、怒ったりしても印象がまるで違ってくるもの。
豊かな表情はとても魅力的なので、仕事や人間関係にもプラスに働くこと間違いなしです。

効果② 顔全体が引き締まり、小顔になる
口の周りの筋肉は顔じゅうの筋肉と連動しているので、口輪筋と一緒に頬筋や眼輪筋も鍛えられ血行が良くなります

顔のむくみは血行不良によって余分な水分や老廃物が溜まることも原因の一つなので、血液の流れを整えることで顔全体がすっきりします。
むくみがなくなれば、たるみによるほうれい線も目立たなくなり、マイナス5歳肌も夢じゃなくなるかも!?

効果③ ターンオーバーが促される
口輪筋を鍛えて血行を良くすると、ターンオーバーが促されます
これにより、古い角質やメラニンが剥がれやすくなって、シミや毛穴の開きが改善する他、ニキビや吹き出物が治りやすくなるという効果も。

肌トラブルが気になる人は、積極的に口の周りの筋肉をトレーニングしましょう。

効果④ 口腔内のトラブルが減る
口輪筋が衰えると口を閉めているのが難しくなるので、口の中が乾燥してしまいます。

その結果、唾液による自浄作用が働かず、虫歯、歯周病、口内炎、口臭、歯石の沈着などのトラブルが出てきやすくなるのです。
口輪筋を鍛えると口がしっかり閉じ、唾液がスムーズに分泌されるので、口腔内を清潔に保つことができます。

効果⑤ 鼻呼吸ができるようになる

口がしっかり閉じずに「口呼吸」の状態になると、のどに直接ウイルスや細菌が侵入して、風邪をひきやすくなったり、花粉症にかかりやすくなったりします。

一方、鼻で息を吸う「鼻呼吸」では、リゾチームやラクトフェリンといった成分を含む粘膜がウイルスや細菌を吸着して侵入を防ぎ、外へ排出してくれるので、こうした疾患から体を守ることができるのです。

効果⑥ いびきをかきにくくなる
寝る時に口が開いていると、舌が気道をふさぐ形になり、空気が通りにくくなっていびきをかいたり、無呼吸症候群を引き起こしたりします。
こうなると、とても質の良い睡眠を得ることはできないので、ちゃんと寝ているつもりなのに疲れがとれなかったり、酸素が不足して高血圧などの様々な病気の引き金になったりすることも……。
口輪筋を鍛えることは、勉強や仕事に集中したり、病気を防いだりするためにも大切なのです。

効果⑦ 顔の歪みが矯正される
どちらか片方だけで噛む癖があったり、頬杖をついたりと、普段何気なくしてしまっていることが原因で顔が歪んでしまう人は少なくありません。
そんな時にも、口輪筋を鍛えるトレーニングがお役立ち!
左右の筋肉をバランスよく整えることで少しずつ歪みが矯正され、左右対称になります。

道具や器具を使った口輪筋の鍛え方

「口輪筋を鍛える」というとなんだかとても大変な気がしますが、実は身近にあるものを使うことによって、手軽にトライすることができます。

早く始めれば始めるほど悪化が防げるし、効果も出やすくなるので、さっそく今日から実行してみましょう!

<ペットボトルを使った口輪筋トレーニング>
1. 500mlの空のペットボトルを用意し、中に100~200CC程度の水を入れる。
2. 歯を使わないように注意しながら唇の力だけで持ち上げ、そのまま10秒間キープする。(10秒以上できるなら、限界まで続けてもOK!)
3. これを3回1セットとして、1日2セット行う。

<割り箸を使った口輪筋トレーニング>
1. 横向きにした割り箸を、歯を使わないように注意しながら唇で咥える
2. できるだけ口角を上げ、割り箸よりラインが上になるようにする。
3. そのまま10~30秒、限界までキープする。
4. これを3回1セットとして、1日3~5回ほど行う。

<トランペットを使った口輪筋トレーニング>
もし、トランペットを使える環境にあるなら、演奏をしながら口輪筋を鍛えることができます。

トランペットを吹く時には口輪筋を始めとする顔の筋肉をフルに活用することで良い音が出せるので、うまくなろうと練習することが自然とエクササイズにつながるのです。

ただし、あまり口輪筋を使い過ぎると筋肉が傷つき、かえって肌がたるむ原因になるので、正しい口の形を意識しながら適度に練習するようにしてください。

市販のグッズを使った口輪筋トレーニング

フェイシャルフィットネス パオ/(株)MTG/13,824円(税込)>


細長い左右対称のバーに、3段階で重さの変えられる「バランスウェイト」を取り付け、真ん中のマウスピースを咥えて振るだけの簡単なエクササイズ。
口輪筋はもちろん、顔全体の筋肉が鍛えられ、ほうれい線・シワ・たるみに効果を発揮します。

パタカラ プレミアムセット/(株)パタカラ/10,692円(税込)>


特殊な形状の器具を口に咥えることで、表情筋全体に負荷をかけることのできるグッズ。歯科医師が医療器具をヒントに開発したものであり、痛くなりにくい素材や計算され尽くしたサイズなど、随所にこだわりが見られます。

道具なしで簡単!口輪筋トレーニング・エクササイズ

<笑い方に工夫をする>
口輪筋が衰えている人は、笑う時もあまり口元を大きく動かさないことが多いので、意識して「ニッ」と口角を上げるようにしてみましょう

たったそれだけでもかなり口の周りの筋肉を使うので、続けるうちにだんだん鍛えられていきます。

<うがいエクササイズ>
実際に口の中に水を含ませてもいいし、うがいをしているつもりの「エアうがい」でも大丈夫。
洗面所以外でも気軽にできるエクササイズです。
口の周りの筋肉を意識しながら行いましょう。

1. 右頬をぷっと膨らませ、うがいをする時のように動かす。
2. 今度は反対側を膨らませ、同様に動かす。
3. 次に、上唇を膨らませて動かし、さらに下唇へと移動していく。
4. 最後に、目を大きく見開きながら両頬を思いっきり膨らませる。

<舌を使ったエクササイズ>
1. 口を自然に閉じ、ほうれい線が伸びることを意識しながら舌を右の小鼻のほうへ伸ばす。
2. 舌をいっぱいに伸ばした状態のまま、上下に動かす。
3. 左側も同様に、左右それぞれ3回ずつ行う。

<口笛トレーニング>
このトレーニングは、好きな曲に合わせて口笛を吹くだけ!

口の形が重要なので、音は出ていなくてもかまいません
舌の真ん中に溝ができるように意識しながら、ほんの少しだけ唇を開けるのがコツ。
できるだけ鋭い音が出せるよう、微妙な調節をしながら吹いてみてください。

現役歯科医師・宝田恭子先生のエクササイズ

アンチエイジングのカリスマとして、メディアにもよく登場する現役歯科医師・宝田恭子先生が考案したエクササイズ。
基本から応用編までをご紹介するので、ぜひ挑戦してみてください。

<宝田式舌回しエクササイズ>

舌と一緒に目も回すことで、眼輪筋も鍛えます。基本の舌の動きなので、しっかりマスターしましょう!

<宝田式スイングエクササイズ>

顎の組織とつながっている舌を鍛えることで、二重あご解消に役立つエクササイズです。

<宝田式歯ブラシエクササイズ>

歯ブラシを使って、ほうれい線を解消させるエクササイズ。毎日の歯磨きのついでに実践してみてください。

<宝田式ひふみエクササイズ>

フルスマイルを作る練習のエクササイズです。「ひ~ふ~み~」と声を出しながら笑顔を作り、その状態をキープしていきます。

ガムを噛むことも、口輪筋を鍛えるのに役立つ

ガムを長時間噛むようにすると、無理なく口輪筋を動かすことができて、たるみやシワの防止に役立ちます。
砂糖を使ったものは虫歯になる可能性があるので、キシリトールを甘味料として使ったものを選ぶようにしましょう。(できれば、歯科医院で取り扱っている「キシリトール100%」がベスト)

噛む時は、どちらか一方に偏らないよう、左右均等にすることが大切
味はすぐになくなってしまいますが、そのまま噛み続けることで口の周りの筋肉を動かし続けることができるだけでなく、たくさんの唾液が出て、虫歯や口臭、歯周病予防にも役立ちます。

積極的に口輪筋を鍛え、シミやシワ、ほうれい線を防ごう!

いかがでしたか? 口の周りの筋肉は表情にも見た目年齢にも大きく関わります。
口輪筋トレーニングは簡単にできるものが多いので、やりやすいエクササイズやマッサージを見つけてみてください。

口輪筋は年齢とともに衰えてくるので、なるべく早い段階で対策をしておくことが大切。
市販の専用グッズを使ってもいいし、ペットボトルなどの身近なものを利用する方法もあるので、自分に合ったやり方でコツコツ鍛えていきましょう。

口輪筋を動かすと他の筋肉も一緒に動くので、顔全体のケアができますよ。

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