つらい更年期障害は漢方薬でラクになる?漢方薬の副作用や選び方を紹介!

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更年期障害はめまい、ほてり(ホットフラッシュ)、頭痛、イライラ、肩こり……このようなつらい症状がはっきりしない理由で出てしまいます。
病院でホルモン治療を受ける方法もありますが、それほど重い症状でなければ、漢方薬、市販薬、サプリで緩和させることもできます。
更年期障害対策によく選ばれている漢方薬の選び方、副作用について紹介するので、ぜひ参考にしてください。

更年期障害におすすめの漢方薬~女性編~

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):ツムラ23


体力虚弱の人に向く漢方薬。
栄養を補給し、血液の巡りを良くすることで、次のような症状の緩和に役立ちます。

・貧血
・疲労
・下腹部痛
・頭重
・動悸
・めまい
・立ちくらみ
・耳鳴り
・肩こり
・生理不順
・生理痛
・腰痛
・冷え症

▼当帰芍薬散の用法・用量(15歳以上の場合)
1日2回、1回1包みを、食前に水またはお湯で服用

▼当帰芍薬散の服用に注意が必要な人
・医師の治療を受けている人
・胃腸の弱い人
・薬による発疹、発赤、かゆみなどのアレルギー症状を起こしたことのある人

▼当帰芍薬散の副作用
発疹、発赤、かゆみ、食欲不振、胃部不快感

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):ツムラ25


比較的体力がある人に向く漢方薬。
血の巡りを良くして冷えやすい下半身を温め、次のような症状の緩和に役立ちます。

・のぼせ
・下半身の冷え
・下腹部痛
・肩こり
・頭重
・めまい
・生理不順
・生理痛
・ホットフラッシュ

▼桂枝茯苓丸の用法・用量(15歳以上の場合)
1日2回、1回1包みを、食前に水またはお湯で服用

▼桂枝茯苓丸の服用に注意が必要な人
・医師の治療を受けている人
・妊娠またはその可能性がある人
・虚弱体質の人
・薬による発疹、発赤、かゆみなどのアレルギー症状を起こしたことのある人

▼桂枝茯苓丸の副作用
・発疹、発赤、かゆみ、食欲不振、下痢

稀に、肝機能障害(発熱、かゆみ、発疹、黄疸、全身の倦怠感、食欲不振、褐色尿など)の症状があらわれることもあるので、注意してください。

加味逍遙散(かみしょうようさん):ツムラ24


体力中等度以下の人に向く漢方薬。
上半身にたまった「気」を下へ下ろして熱を冷やし、不足している「血」を補給することで、次のような症状の緩和に役立ちます。

・疲労
・情緒不安定
・冷え症
・不眠症
・のぼせ
・肩こり
・便秘
・生理不順

▼加味逍遙散の用法・用量(15歳以上の場合)
1日2回、1回1包みを、食前に水またはお湯で服用

▼加味逍遙散の服用に注意が必要な人
・医師の治療を受けている人
・妊娠またはその可能性がある人
・胃腸の弱い人
・薬による発疹、発赤、かゆみなどのアレルギー症状を起こしたことのある人

▼加味逍遙散の副作用
発疹、発赤、かゆみ、吐き気、嘔吐、食欲不振、胃部不快感

稀に、肝機能障害、腸間膜静脈硬化症(腹痛、下痢、便秘、腹部膨満感などの症状が繰り返しあらわれる)が出ることもあるので、注意してください。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):ツムラ16


体力中等度の人に向く漢方薬。
「気」の巡りを良くすることで、次のような症状の緩和に役立ちます。

・のどや食道部の異物感
・動悸
・めまい
・不安神経症
・神経性胃炎
・せき
・しわがれ声

▼半夏厚朴湯の用法・用量(15歳以上の場合)
1日2回、1回1包みを、食前に水またはお湯で服用

▼半夏厚朴湯の服用に注意が必要な人
・医師の治療を受けている人
・薬による発疹、発赤、かゆみなどのアレルギー症状を起こしたことのある人

▼半夏厚朴湯の副作用
発疹、発赤、かゆみ

温清飲(うんせいいん):ツムラ57


体力中等度の人に向く漢方薬。
血の巡りを良くするもの、熱を冷ますものなど、様々な効能を持つ生薬が一緒に働くことで、次のような症状の緩和に役立ちます。

・皮膚の乾燥、湿疹、炎症
・生理不順
・神経症

▼温清飲の用法・用量(15歳以上の場合)
1日2回、1回1包みを、食前に水またはお湯で服用

▼温清飲の服用に注意が必要な人
・医師の治療を受けている人
・妊娠またはその可能性がある人
・胃腸が弱く下痢をしやすい人

▼温清飲の副作用
食欲不振、胃部不快感

稀に、肝機能障害や間質性肺炎(少しの運動でも息切れしたり、空せき、発熱などの症状が出て、これが突然あらわれたり、持続したりするもの)が出ることもあるので、注意してください。

更年期障害におすすめの漢方薬~男性編~

八味地黄丸(はちみじおうがん):ツムラ7


体力中等度以下の人に向く漢方薬。
体を温めて機能低下を改善し、不足した「血・気・水」を補うことで、次のような症状の緩和に役立ちます。

・排尿困難
・残尿感
・夜間頻尿
・軽い尿漏れ
・四肢の冷え
・疲労
・下肢痛
・腰痛
・しびれ
・むくみ
・高齢者のかすみ目
・高血圧に伴う肩こり、耳鳴り、頭重

▼八味地黄丸の用法・用量(15歳以上の場合)
1日2回、1回1包みを、食前に水またはお湯で服用

▼八味地黄丸を服用してはいけない人
・胃腸の弱い人
・下痢しやすい人

▼八味地黄丸の服用に注意が必要な人
・医師の治療を受けている人
・妊娠またはその可能性がある人
・のぼせが強い人
・赤ら顔で体力のある人
・薬による発疹、発赤、かゆみなどのアレルギー症状を起こしたことのある人

▼八味地黄丸の副作用
発疹、発赤、かゆみ、食欲不振、胃部不快感、腹痛、動悸、のぼせ、唇や舌のしびれ

補中益気湯(ほちゅうえっきとう):ツムラ41


体力虚弱の人に向く漢方薬。
「気」を増やして巡らせることで、次のような症状の緩和に役立ちます。

・疲労
・食欲不振
・倦怠感
・寝汗

▼補中益気湯の用法・用量(15歳以上の場合)
1日2回、1回1包みを、食前に水またはお湯で服用

▼補中益気湯の服用に注意が必要な人
・医師の治療を受けている人
・妊娠またはその可能性がある人
・薬による発疹、発赤、かゆみなどのアレルギー症状を起こしたことのある人

▼補中益気湯の副作用
発疹、発赤、かゆみ

稀に、肝機能障害や間質性肺炎が起きることもあるので、注意してください。

釣藤散(ちょうとうさん):ツムラ47


体力中等度の人に向く漢方薬。
「気」が上半身に集まるのを抑え、気や血の巡りを整えることで、次のような症状の緩和に役立ちます。

・慢性頭痛
・めまい
・肩こり
・神経痛
・高血圧
・イライラ

▼釣藤散の用法・用量(15歳以上の場合)
1日2回、1回1包みを、食前に水またはお湯で服用

▼釣藤散の服用に注意が必要な人
・医師の治療を受けている人
・妊娠またはその可能性がある人
・胃腸が弱く、冷え症の人
・薬による発疹、発赤、かゆみなどのアレルギー症状を起こしたことのある人

▼釣藤散の副作用
発疹、発赤、かゆみ、食欲不振、胃部不快感

六味丸(ろくみがん):ツムラ87

虚弱体質の人に向く漢方薬。
体の中の余分な熱や水分を排出させることで、次のような症状の緩和に役立ちます。

・排尿困難
・残尿感
・頻尿
・むくみ
・かゆみ
・しびれ

▼六味丸の用法・用量(15歳以上の場合)
1日分7.5ℊを1日2~3回に分け、食前もしくは食間に水またはお湯で服用

▼六味丸の服用に注意が必要な人
・医師の治療を受けている人
・妊娠またはその可能性がある人
・薬による発疹、発赤、かゆみなどのアレルギー症状を起こしたことのある人

▼六味丸の副作用
食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):ツムラ12


体力中等度以上の人に向く漢方薬。
「気」を巡らせることで体内の熱を冷まし、神経を安定させることで、次のような症状の緩和に役立ちます。

・神経症
・便秘
・高血圧に伴う動悸、不安、不眠

▼柴胡加竜骨牡蛎湯の用法・用量(15歳以上の場合)
1日2回、1回1包みを、食前に水またはお湯で服用

▼柴胡加竜骨牡蛎湯を服用してはいけない人
生後3ヶ月未満の乳児

▼柴胡加竜骨牡蛎湯の服用に注意が必要な人
・医師の治療を受けている人
・妊娠またはその可能性がある人
・薬による発疹、発赤、かゆみなどのアレルギー症状を起こしたことのある人

▼柴胡加竜骨牡蛎湯の副作用
発疹、発赤、かゆみ

稀に、肝機能障害や間質性肺炎が起きることもあるので、注意してください。

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう):ツムラ26


体力中等度以下の人に向く漢方薬。
「気」「血」のバランスを整えることで、次のような症状の緩和に役立ちます。

・神経症
・不眠症
・眼精疲労
・神経質

▼桂枝加竜骨牡蛎湯の用法・用量(15歳以上の人)
1日2回、1回1包みを、食前に水またはお湯で服用

▼桂枝加竜骨牡蛎湯を服用してはいけない人
生後3ヶ月未満の乳児

▼桂枝加竜骨牡蛎湯の服用に注意が必要な人
・医師の治療を受けている人
・妊娠またはその可能性がある人
・高齢者
・薬による発疹、発赤、かゆみなどのアレルギー症状を起こしたことのある人
・むくみのある人
・高血圧、心臓病、腎臓病の診断を受けている人

▼桂枝加竜骨牡蛎湯の副作用
発疹、発赤、かゆみ

稀に、偽アルドステロン症、ミオパチー(手足のだるさ、しびれ、こわばり、つっぱり感、脱力感、筋肉痛があらわれ、これらの症状がだんだん強くなるもの)が出ることもあるので、注意してください。

清心蓮子飲(せいしんれんしいん):ツムラ111

虚弱体質の人に向く漢方薬。
体の熱や腫れを鎮め、栄養を補給し、神経を安定させることで、次のような症状の緩和に役立ちます。

・残尿感
・頻尿
・排尿痛

▼清心蓮子飲の用法・用量(15歳以上の場合)
1日分7.5ℊを1日2~3回に分け、食前もしくは食間に水またはお湯で服用

▼清心蓮子飲の服用に注意が必要な人
・医師の治療を受けている人
・妊娠またはその可能性がある人
・他の薬を服用している人
・薬による発疹、発赤、かゆみなどのアレルギー症状を起こしたことのある人

▼清心蓮子飲の副作用
発疹、蕁麻疹

稀に、間質性肺炎、偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害などの症状が出ることもあるので、注意してください。

病院で処方されたり、薬局で購入できたりする「ツムラの漢方薬」の中から、特に更年期障害におすすめのものを紹介しました。
漢方は体質に合うものを使うことが重要で、合わないものを服用すると重い副作用が出る可能性もあるので、十分に気を付けてください。

更年期障害におすすめの市販薬を比較!

薬局などで買える更年期障害の市販薬を比較してみました。
副作用の出方、飲み方など違うので参考にしてください。

命の母A ラムールQ エベナL
販売会社 (株)小林製薬 (株)ツムラ (株)全薬工業
価格(税込) 84錠:756円
252錠:1,944円
420錠:2,808円
840錠:5,076円
80錠:1,836円
140錠:2,700円
公式HPに記載なし
(270錠と450錠の2種類で、3,468円~4,298円程度)
用法・用量 1回4錠、1日3回、毎食後に水またはお湯で服用。
※15歳未満は服用不可
1回2錠、1日2回、空腹時または就寝時に水またはお湯で服用。
※15歳未満は服用不可
1回3錠、1日3回、食前または食間に水またはお湯で服用。
※15歳未満は服用不可
特徴 CMや雑誌広告でもおなじみ。
100年以上の歴史を持つ、更年期障害改善薬のベストセラーです。
女性に必要な13種類の生薬と、更年期に必要なビタミン類を配合。
体格や体質を選びません。
19種類の生薬と、8種類のビタミンを配合した女性薬。
口コミでは、倦怠感やイライラが気にならなくなったという声が多いです。
古くから婦人病の治療に使われてきた、10種類の生薬を配合。
生薬のにおいが苦手な人でも気にならない、フィルムコーティングの錠剤です。
副作用 発疹、発赤、かゆみ、胃部不快感、食欲不振、吐き気、嘔吐、はげしい腹痛を伴う下痢、腹痛、生理不順 発疹、発赤、かゆみ、吐き気、食欲不振、軟便、下痢 発疹、発赤、かゆみ、吐き気、食欲不振、胃部不快感
服用に注意が必要な人 ・医師の治療を受けている人
・妊娠またはその可能性がある人
・薬にアレルギーのある人
・虚弱体質の人
・胃腸の弱い人
・医師の治療を受けている人
・薬にアレルギーのある人
・医師の治療を受けている人
・妊娠またはその可能性がある人
・胃腸の弱い人
・薬にアレルギーのある人

病院で処方される更年期障害の代表的な薬

ジュリナ錠

卵胞ホルモン(エストラジオール)を補充し、更年期障害や閉経後の骨粗しょう症を予防・改善する薬です。

▼ジュリナ錠の用法・用量(15歳以上の場合)
1日1回、1錠を水またはお湯で服用(医師の指示で、症状によっては2倍に量が増やされるケースもあり。骨粗しょう症の場合は、1日2錠服用する)

▼ジュリナ錠の服用に注意が必要な人
・医師の治療を受けている人
・妊娠またはその可能性がある人
・子宮筋腫、子宮内膜症、乳がん、高血圧、心臓病、血栓症、肝機能障害などの疑いや既往歴がある人

▼ジュリナ錠の副作用
乳房の張りや痛み、不正出血、吐き気、食欲不振、腹痛、下腹部痛、腹部膨満感、おりもの

稀に血栓症(呼吸困難、手足やふくらはぎの痛み、しびれ、視力低下、視野欠損、頭痛、半身まひ、言語障害、意識障害などが突然あらわれるもの)が出ることもあるので、注意してください。

エストラーナ

卵胞ホルモン(エストラジオール)を、パッチ薬の形で補充する薬。
更年期障害や閉経後の骨粗しょう症の予防・改善に効果があります。

▼エストラーナの用法・用量(15歳以上の場合)
1枚を下腹部か臀部(お尻)に貼り、2日ごとに新しいものに取り替える

▼エストラーナの使用に注意が必要な人
・医師の治療を受けている人
・妊娠またはその可能性がある人、授乳中の人
・エストラジオールにアレルギーのある人
・乳がん、子宮内膜癌、子宮内膜増殖症、血栓症、重篤な肝機能障害の疑いや既往歴のある人

更年期障害の薬で太るって本当?

巷では「命の母を飲むと太る」「ホルモン補充療法を受けると太る」といった噂がまことしやかに囁かれていますが、決してそんなことはありません。

ただ、薬で体調が良くなればごはんもおいしくいただけるので、つい食べすぎてしまうことはあるかもしれませんね。
また、エストロゲンには体を女性らしくふっくらさせる作用があるので、そのせいで少し丸みが増したように感じることも考えられるでしょう。

更年期障害におすすめの、ドラッグストアで買える市販のサプリランキング

1位:ターンライフ


(株)DHC/30粒1,234円(税込み)

大豆イソフラボン、プエラリアミリフィカ、ブラックコホッシュなどの植物由来成分を7種類配合した、ホルモンバランスを安定させるのに役立つサプリ。

妊娠・授乳中、小児は服用できないので注意してください。
婦人科系疾患のある人は、医師に相談してから使いましょう。

▼ターンライフの用法・用量(15歳以上の場合)
1日1粒を水またはお湯で服用

▼ターンライフの口コミ

・「3ヶ月飲み続けた結果、生理前の頭痛が少し軽くなった」
・「飲み始めてしばらくすると、あれだけ悩んでいたホットフラッシュがなくなった」
・「飲むのをやめると元に戻るので、効いているのだと思う」

2位:エクエル


(株)大塚製薬/4,320円(税込み)

腸内で産生するのが難しいと言われている「エクオール」を、手軽に摂取できるようにしたサプリ。

大豆を発酵させて作られたものなので、イソフラボンを含む他のサプリも併用する際は、1日あたりの上限値=30㎎を超えないように気をつけましょう。
また、医師の治療を受けている人は、事前に相談してから服用することをおすすめします。

▼エクエルの用法・用量(15歳以上の場合)
1日4粒を水またはお湯で服用(1日数回に分けてもOK)

▼エクエルの口コミ

・「粒が大きくて飲みにくいけれど、始めてから気持ちが落ち着きやすくなった」
・「仕事が忙しい時も疲れがたまりにくいような気がする」
・「飲み始めてすぐに効果が出て、1箱終える頃にはホットフラッシュが出なくなった」

アメリカの更年期障害事情とサプリ

アメリカでも、日本と同じく更年期障害に悩む人は多くいます。
ホルモン補充療法が一般的ですが、副作用や医療費を気にする人の間で人気なのはサプリ。
かなり売れ行きが良いそうですよ。
アメリカを含む欧米の人々は、おおらかであまり神経質に悩まないイメージがありますが、更年期特有のトラブルはやはり避けられないのですね。

更年期障害の症状は薬で緩和できる! 正しい使い方で暮らしに役立てよう


更年期障害の予防・改善におすすめの、漢方薬、市販薬、サプリを紹介しましたが、いかがでしたか?
薬には副作用もありますが、正しく使えば更年期を乗り切る心強い味方になってくれます。
自分に合うものを見つけて、イキイキとした毎日を取り戻しましょう!

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