【イライラ?めまい?】更年期障害の症状を詳しく解説!対処法もチェック!

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40代~50代になると、男女ともに増えてくる更年期障害。

頭痛やめまい、ホットフラッシュなどの複数の症状が同時に出たり、重い日や軽い日があったりして、人によっては日常生活もままならないほど振り回されてしまいます。

少しでも更年期障害を軽くするには、更年期障害ではどんな症状が起きるのかを知り、症状に合った対処をしていくことが大切
詳しく説明するので、ぜひチェックしてみてください。

更年期障害の主な症状と対処法

<頭痛>

更年期障害の中でも、特に症状を訴える人が多いものの1つが頭痛です。

エストロゲンやテストステロンが減少してホルモンバランスが崩れ、自律神経が乱れることにより、脳へ送られる血液の量が減って痛みが出ると考えられています。

頭痛の種類には、頭全体をきつく締め付けられるように痛む「緊張型頭痛」、そして頭の片側だけがズキズキと痛む「片頭痛」などがあり、ひどい場合は吐き気を伴うことも。

あまり痛みがひどい時や、長く続く場合は、脳の病気が隠れていることもあるので注意してください。

▼対処法
・運動をして筋肉をほぐし、血行を良くする

・お風呂、靴下、カイロなどで体を温める

・鎮痛剤を飲む(胃を荒らすので、長期間の服用はNG)

・静かな暗い場所で体を休める(緊張型頭痛では、音や光に敏感になるため)

・血行を良くする「ビタミンE」「DHA・EPA」などのサプリを飲む

<イライラして攻撃的になる>

更年期障害のイライラは、ストレスを軽減させる効果を持つ、エストロゲンやテストステロンの分泌量が減ることによって起こります

ただでさえ気持ちが不安定になりやすくなっているところへ、仕事の悩み、子供の進学、親の介護などの問題が重なるので、この時期はどうしてもイライラしやすくなってしまうのです。

▼対処法
・半身浴、アロマ、ヒーリングミュージックなどを生活に取り入れる

・熱中できる趣味を持つ

・イライラを鎮める作用のある「マグネシウム」「イソフラボン」「カルシウム」などの栄養を摂る

・朝日を浴びてセロトニン(幸せホルモンとも呼ばれるもので、神経の昂りを鎮める作用がある)を分泌させる

<ホットフラッシュ>

手足は冷たいのに、突然上半身だけがカーッと熱くなり、汗が止まらなくなるホットフラッシュ。

原因は、エストロゲンやテストステロンが減り、自律神経のコントロールがいまくいかなくなって、血管が拡張しやすくなることです。

ホットフラッシュが始まると特に困るのが、人前で滝のような汗をかいてしまうこと。
恥ずかしいし、ニオイが気になるので、これが原因で外出が億劫になるケースも少なくありません。

また、ほてりやのぼせが出るので、ひどい場合はめまいを起こしてしまうこともあります。

無理をしてケガをするといけないので、ホットフラッシュが来たと感じたら、できるだけ座って休むようにしましょう

▼対処法
・太い血管がある首の後ろを、デオドラントシートやウェットティッシュで冷やす

・制汗スプレーや消臭下着などで事前の対策をしておく

・自律神経を整える作用のある「プラセンタ」「イソフラボン」「サポニン」などのサプリを飲む

<めまいや立ちくらみ>

めまいや立ちくらみも、ホルモンの減少が引き起こす自律神経の乱れによるものです。

雲の上を歩いているようなフワフワとした感覚の「浮動性めまい」や、景色がぐるぐると回っているように感じる「回転性めまい」が特徴。

症状がひどい場合は、吐き気や耳鳴りが伴い、その場に立っていられなくなることもあります。

めまいや立ちくらみには、稀にメニエール病や突発性難聴などの病気が隠れていることもあるので、あまり長く続くようなら病院で診てもらったほうが良いでしょう。

また、顔や手足にしびれを伴う場合は、脳に異常が起きた可能性があるので、すぐに病院へ行ってください。

▼対処法
・睡眠をしっかりととり、その日の疲れやストレスを翌日へ持ち越さないようにする

・無理をせず、めまいが治まるまでその場にしゃがんで休む

・車を運転している時は、安全な場所に寄せて停める

・立ち上がる時や起き上がる時は、急に体を動かさず、ゆっくりと体を起こす

・音や光の刺激が少ない場所へ移動する

<眠い>

ちゃんと寝ているはずなのに、なぜか昼間も眠くて仕方ない。
これも、更年期障害ではよくある症状です。
原因はホルモンバランスの乱れによって自律神経がうまく働かなくなること

活動時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」のバランスが崩れるので、昼間なのに副交感神経が優位になってしまうといった混乱が起きやすいのです。

▼対処法
・眠気覚ましに効くツボを押す。手の中指の爪の付け根、親指側へ真ん中から3mmほどずれた場所にある「中衝(ちゅうしょう)」を、反対側の手の親指と人差し指でつまんで刺激する

・冷たい水で手や顔を洗う

・ミント系のガムを食べる

・朝日を浴びて体内時計をリセットし、1日30分程度の軽い運動をして、夜ぐっすり眠れるようにする

・10分間だけ昼寝をする

<かゆみ>

エストロゲンの減少でコラーゲンが作られにくくなったり、テストステロンの減少で皮脂量が減ったりすると、肌が乾燥し、バリア機能が低下します。

バリア機能が弱くなった肌は、外部からの様々な物質の侵入を許し、そこで炎症が発生してしまうのです。

すると皮膚がかゆくなるのでついバリバリとかきむしってしまい、ますますバリア機能が低下する……という悪循環が起きるのです。

▼対処法
・セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、ビタミンC誘導体などの保湿成分が配合された化粧品を使い、肌の水分を補う

・お風呂のお湯はぬるめにして、肌に必要な皮脂が溶け出すのを防ぐ

・日焼け止めを塗って紫外線を防ぐ

・下着は肌触りの良いコットンやシルクなどの天然素材を使う

・角質層の天然保湿因子の生成を促す「ビタミンA」、炎症を抑える「ビタミンB2、ビタミンB6」などの栄養を摂る

・しっかり睡眠をとって成長ホルモンを分泌させ、ターンオーバーを促す

<蕁麻疹>

エストロゲンやテストステロンの減少によって自律神経が乱れ、免疫力が低下するため、更年期は蕁麻疹が出やすくなります。

特にストレスがたまっている人は、蕁麻疹が発症しやすくなったり、悪化しやすかったりすることが多いので、上手に気分転換をして気持ちを穏やかに保つようにしましょう。

蕁麻疹が頻繁に起こる場合は、病院で血液検査を受け、アレルギーの有無を調べてみてください。
アレルギーによるものと診断されれば、原因となる食べ物や物質を特定してこれらを避けることも必要になってきます。

アレルゲンとなるものを繰り返し摂取すると蕁麻疹が重症化し、命に関わるアナフィラキシーショックが起きる可能性もあるので、くれぐれも放置は禁物です。

▼対処法
・蕁麻疹は体を温めると悪化しやすいので、運動や入浴を控える

・かゆみが強い時は、患部を保冷剤などで冷やす。ただし、寒冷蕁麻疹(体が冷えると症状が出るタイプ)の場合は逆に温めたほうが良い

・肌が乾燥するとかゆみが悪化するので、入浴後やカサつきが気になる時は保湿剤でうるおいを与える

・リラックスできる時間を作る

<太る>

エストロゲンやテストステロンが減少すると、筋肉量や基礎代謝が低下する脂肪が燃えにくくなる余分な水分や老廃物が排出されにくくなるといった変化が起きます。

そのため、更年期には、特に食べる量が増えていないにも関わらず太ってしまう人が多いのです。

▼対処法
・運動をして血行を促す。1日30分程度の有酸素運動(ジョギング、ウォーキング、水泳、エアロバイクなど)がおすすめ

・塩分、糖分、脂肪の摂りすぎに気を付け、夕食を軽くする

・ホルモンバランスの安定に役立つ栄養素(イソフラボン、ビタミンE、ビタミンB6、パントテン酸など)を積極的に摂る

・しっかりと睡眠をとり、満腹中枢を刺激するホルモンである「レプチン」を分泌させる

その他の更年期に多い症状

<男女共通の症状>
・頭重

・肩こり、腰痛

・手足のしびれ

・耳鳴り

・頻尿、尿漏れ

・倦怠感、疲労感

・不安

・抑うつ

・神経質

・集中力の低下

・記憶力の低下

・気力の低下

・関節痛、筋肉痛

・動悸、息切れ、頻脈

・食欲不振、痩せる

・吐き気、嘔吐

・喉や口の乾き

・むくみ

・体の冷え

・抜け毛、薄毛

・高血圧

・性欲の低下

<女性特有の症状>
・生理不順

・不正出血

・胸の痛み、張り

・性交痛

<男性特有の症状>
・ED(勃起不全)

・早朝勃起しない

更年期障害の症状が強く出やすい期間とは?

心身のバランスが崩れ、憂鬱な状態が5年ほど続くことも珍しくない更年期障害ですが、ピークは平均で2~3年と言われています。

強く症状の出る時期は非常につらいですが「いつかは治まる」と前向きにとらえ、生活の中で様々な工夫をしながら乗り切っていきましょう。
無理をすると余計に悪化するので、体調の悪い時に職場や家庭で協力してもらえる体制を整えておくと良いですね。

セルフケアで対処できない場合は病院へ

更年期障害は、軽ければセルフケアで対応できますが、症状が重い場合はきちんと病院で治療を受けることが大切です。

病院では、ホルモン補充療法漢方薬などの方法を使って症状を軽くしていきますが、精神的な症状が強い場合は、心療内科やカウンセリングにかかることも必要でしょう。

様々な原因が複雑に絡み合っているので、その都度対処していくしかないのですね。
体調の悪い時なので、遠くの病院へ何度も通うことは大きな負担になります。
自宅や職場から無理なく通える範囲で、信頼のおけるホームドクターを見つけておきましょう。

更年期障害の症状は多岐にわたる! 適切な対処で乗り切ろう

更年期障害で出やすい症状や、その対処法について説明しましたが、いかがでしたか?
心身ともにいろいろな症状が出るのでなにかと大変ですが、自分にできる工夫をしながら自然に治まるのを待ちましょう。
特定の症状が長引いたり、悪化したりする時は、別の病気の可能性を探るためにも、病院で早めに診察を受けることをおすすめします。

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